車検の見積もりで「クラッチフルード交換」というものがあり、今までマニュアルの車に乗っていて交換したことがあるので調べたところ、クラッチの切り替えにブレーキと同じようにクラッチも油圧で動いているとのこと。
今までブレーキフルードは意識して交換していたがクラッチフルードの存在には気が付きませんでした。
ZC72Sの場合、ブレーキのマスターシリンダーと共有しているので、同じような手順で交換すればいいということまでは分かりました。
しかし、ZC31やZC32などのスポーツタイプのスイフトの情報はあるもののZC72のクラッチフルード交換の情報はなく、まぁ同じようなものだろうと思ってやってみることにしました。

冷却水のリザーブタンクをのけた方が作業性は良いのでまずのけたところ。
リザーブタンクの左先を見ると下記写真のようなクラッチフルードを抜く部分が見えてきます。

ストッパーが締まっている状態

ストッパーを緩めた状態
初めはブリーダープラグのキャップを外して、ストッパーを緩めた後、ホースを引っ張るのかと思っていました。
ZC31やZC32のブログではそのような記述が・・・。
しかし前期や後期の違いもあるのでしょうか。
どうやらこの状態でクラッチフルードを踏むとえらいことになりました。
クラッチフルードを押し出した勢いでホースが抜けたのです。
どうやらこのストッパーはホースを交換するときにこの状態にして抜くものだということが分かりました。

ブリーダープラグのところをよく見ているとレンチを掛けられるような形になっているではありませんか。
ストッパーをもとに戻しさっそく11mmのレンチをブリーダープラグにかけてホースを接続。
90度~135度ほど回します。
その状態でクラッチを踏み込むと、クラッチが戻らないか戻りにくいような状態になり、そのままクラッチを戻しては踏みを続けるとフルードが流れていきます。
クラッチがいつもと変わらないような動きだと緩みがまだ弱いので、もう少し緩めてあげます。
マスターシリンダー内のフルードが空にならないよう注意しながら交換してください。
このままクラッチを踏み続けてフルードを交換後、逆の手順で戻します。
運転する前にクラッチ機能が正常かどうかは分かりにくいかとは思いますが、運転中に違和感を感じた場合エア噛みしている可能性もありますのでエア抜きしましょう。
今回フルードが飛び出して大変なことになったので、次回からはウエスを下に敷いて作業するようにします。
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