ブレーキラインの交換をしようと思いマツダディーラーにパーツ購入に伺ったのは2023年11月。
リアのブレーキホースは在庫がありましたが、フロントは左側のみ。しかも残り僅か。写真はその純正フロントブレーキホース(L)G34D-43-990Aになります。
アテンザスポーツ(GH5FS)のブレーキホースについて考える で海外品番でどうにかならないかとお金をかけて調達してみましたが想定通りにはいかず、自作することを決心しました。
キノクニ か スウェッジライン の2社が検索に引っ掛かりまして、基本的にはキノクニさんで事足りるのですが、クランプの種類はスウェッジラインさんのほうが豊富そうなので使い分けたらと思います。
キノクニさんで購入した内訳です。今回リアは純正ブレーキホースを注文できましたので、その分は購入しておりません。フロント左右分です。使用しなかったものもありますので順に説明します。
ブレイド・スプレッダー・・・スピードフレックスホース#3、#4ホースとホースエンドの組付け時に、ステンレスメッシュとテフロンホースを分離させるのに使用します。
アッセンブリールーブ・・・フィッティングの根元につける黄色の液体で潤滑防錆剤になるもの(キノクニサイトには詳細ありませんでしたがおそらくこうした特徴のものだと思います。)
AN3・・・ブレーキフィッティング用オリーブ。ブレーキホースとホースエンドの間に使用するシール用品(という解釈であってるのかな?)。エンジンオイル交換でいうガスケットのような役割。一度使用するとオリーブが変形するので、ブレーキホースを車体に取り付け後、フルード漏れを起こすようであれば、組付け直しが必要なので買っておいたほうが良いです。
INライン・マウントブラケット・1ホール・・・ブレーキホースを車体に固定させるためのパーツです。今回は左右合わせて2個だけ使用しました。
AN3:クリアナイロンコーティング・・・従来のテフロンホースに耐久性を増す為、メッシュ部分にコーティングを施したものです。作業中あとから気が付きましたが、ブラケットによる固定やフィッティングを取り付ける際は、ナイロンコーティングされている厚み分が邪魔なので切り取る必要があります。したがってこちらを購入せずに通常のステンメッシュを購入し、自己融着のシリコンテープを使用して自分でコーティングしたほうがやりやすいかもしれません。
M10×1.0 IF(汎用) スチール・・・車体側のフィッティング。「M10×1.0 IF(マツダ) スチール」を購入すべきなのか迷いましたが、形としてはこちらが近かったので購入。おそらく「M10×1.0 IF(マツダ) スチール」はリヤ側で使用するものと思います。
M10×1.0オスIF&コンベックス・・・キャリパー側のフィッティング。バンジョーからAN3に変換するアダプターです。
AN3オス ANオス―ANオス ストレート・・・今回使用しませんでした。
ブレーキラインフィッティング ホースエンド90°フォージ(NON-アジャスタブル)AN3メス・・・ベントもフォージも同じようなものなんですが今回はこちらを使用。反対側のホースエンドがストレートだとそちらでホースのねじれがとれるので(NON-アジャスタブル)で問題ないとのことで購入しましたが、どんな問題が発生するかわからないのでスイベルタイプのほうを購入したほうが無難かもしれません。
ブレーキラインフィッティング ホースエンド90°ベント(NON-アジャスタブル)AN3メス(スチール)・・・フィッティングとアダプタの組み合わせで、純正ブレーキホースと同じような配管の形状にしようと購入しましたが、そうするとフィッティングの重さでブレーキホースの固定に多くのブラケットが必要になると分かりました。今回は使用していません。
ブレーキラインフィッティング ホースエンドストレート AN3メス (スチール)・・・上記内容で購入。こちらも使用していません。
ブレーキホース インラインブラケット ブレーキINラインマウント(9φホール/HLT-301*ネジ)・・・ショックアブソーバーに使用する後付けマウント。ショックアブソーバーに対して直交させてホースを取り回したいときには使用できますが、ショックアブソーバーに対して平行に沿って取り回ししたいときには使用できません。今回後者で使用したかったので使用しませんでした。
パワーブリーダー ベーシックタイプ・・・一人でエア抜きしたいときやABS付車両に使用する際に便利な商品ということで購入しましたが、今回は使用していません。
今回ステンメッシュホースを切断するのに、ステンメッシュホース用カッターを使用しましたが、切断面がつぶれる、綺麗にまっすぐ切れていないのかフルード漏れが発生。グラインダーかリューターの先にダイヤモンドカッターを取り付けて切断すると比較的綺麗に切れるとのことなので次回からはそちらでやってみます。
キャリパー側のフィッティングはうまく固定されて問題ないのですが、車体側は汎用フィッティングの溝の厚みと固定するブラケットの厚みが違うためはめ込むことができません。
削ってあげる必要がありますが、車体に取り付けられているものを外しての加工は面倒なため、ディーラーにて注文。GS1E33880 ブラケット(R)、GS1E33890ブラケット(L)、各495円(税抜)です。
リューターとダイヤモンドビットなどで削り取り、はめ込むことができましたので、この後薄く黒いスプレーで塗装しておきました。
汎用フィッティングのままではブラケットに固定されていません。
いろいろ考えましたがホースバンドで写真のようにするのがお金が掛からなくて良いかと思います。他にいい方法あったら教えてください。
異種金属で錆が気になるので、実際取り付ける際は間に滑り止めの意味もかねてゴムバンドを挟むか自己融着シリコンテープでブラケットに装着前に巻き付けておくといいかもしれません。
バンド幅は12mmのものでしたが、8mmのものもあるみたいなのでそちらを使用したほうが固定しやすいかもしれません。(固定できるホース外径に注意)
自作ブレーキホースの組み付け方はキノクニさんで説明してくれてます。
アルミモンキーレンチとアルミバイスジョーは他メーカーの安いものを購入しました。
AP マルチベンチバイス 125mm BV790にアルミバイスジョーを挟んで使用するのですが、相性が悪いのか磁石で固定できず落ちてきて作業が効率よく進められませんでした。
「ステンメッシュ」「テフロンホース」の間に挟まれるような感じで「オリーブ」をはめ込みます。この際オリーブに傷や変形が合ったり、テフロンホースの切断面が綺麗でない、ステンメッシュがオリーブとテフロンホースの間に嚙みこむと、フルード漏れの原因につながります。
純正ブレーキホースと自作ステンメッシュホースでは使うフィッティングやブラケットの部材や、ゴムとステンメッシュという素材の違いから、長さが変わってくると思います。
実際作って取り付けを行った際に思ったことは、ついている純正ブレーキホースに組み付け前のステンメッシュホースを結束バンドなどで固定しながらあてがって、タイヤを左右に動かしステンメッシュホースの動きを見ながら長さを決めるのが良いかと思います。
私の場合、純正ブレーキホースの長さと同じくらいで作成し実際取り付けてみると少し長すぎたりしました。(使用には問題ないのでそのままです。)
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