SiriusCompによるタイムラプス動画の設定比較

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設定による比較

30コマ/秒 残像レベル100 動画縦サイズ720

残像なしの状態。最初から最後まで比較明合成を続けている動画。

30コマ/秒 残像レベル95 動画縦サイズ720

残像レベル100とほぼ変わりない状態に見える。

30コマ/秒 残像レベル90 動画縦サイズ720

ここから残像が良くわかる状態となる。個人的に残像が中途半端でコントラストに欠ける動画に見えた。

30コマ/秒 残像レベル85 動画縦サイズ720

残像がすっきりとし見えやすい動画。

30コマ/秒 残像レベル80 動画縦サイズ720

残像レベル85に比べ、星の軌跡が短くなっている。

15コマ/秒 残像レベル100 動画縦サイズ720

1秒当たりのコマ数が半分になったので、動画時間も倍に。その分理論上滑らかさも劣るのだが分かりにくい。

まとめ

  • 場所や時間帯によっては光を発する飛行物があることも考慮する。そのまま比較明合成するとその飛行物の軌跡まで残ってしまうので綺麗に見せることが難しい。
  • コマ数の調整は動く対象物のスピード調整もしくは何秒の動画にまとめたいということを考えて設定をする。例:3時間720枚の写真を30秒で流したい場合、720枚/30秒=1秒あたり24コマ
  • 残像レベルの項目にカーソルをやると詳細がポップアップする。レベルを一つ変えるだけで少しずつ変わっていくので満足いく数値になるまで繰り返し設定する必要がある。
  • 時間あたりの撮影枚数が多いほどコマ数調整がしやすいと判断できるが、夜景の場合、露光時間を短くすると高感度設定になるため今度は画質の面で問題が出てくる。
  • 読み込ませる画像のファイル容量・枚数が大きいとそれだけ出力に時間がかかる。TIFFファイルやRAWファイルで読み込ませて出力する場合、まず軽量サイズのJPEGで自分で思い描いた写真・動画になることを決めてから、最終的にTIFFやRAWで出力することをお勧めする。
  • 高画質で出力したい場合、おのずとファイルサイズと分割ファイルが増えることとなる。その場合、その後の管理・取扱いに伴い、プラグインを導入したAviutlより結合・mp4出力するのが私には最も適している。

動画作成時における注意点

  • 動画サイズは1ファイル2GBまで。写真枚数と動画サイズによってファイルサイズが決まるので2GBを超えるときは分割となる。 どういう仕様か不明だが 動画サイズを大きくし、写真枚数が多いとファイル容量はとても大きくなり、また分割ファイルが複数できる。
  • PowerDirectorなどで動画編集し出力しようと思っても読み込ませた動画に問題があるのか出力できない。何の編集もせずYoutubeなどにアップする場合は、そのままでアップできるが、動画編集ソフトに読み込ませて編集し再出力したい場合はAviutlを使用してmp4出力するのが自分の場合最も簡単。まとめ記事はこちら

今後の課題点

  • 飛行物の軌跡まで映ってしまうのが嫌な場合、撮影時間・場所を考慮すること。

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